唐木田又三の世界
唐木田窯の創業者唐木田又三は松代焼の復活を成しました、その多年にわたる研究の成果については著書「信州松代焼」に記しております。
また松代焼の復活をみた又三が残した作品は「青磁」や創作「さび焼き」など多岐にわたり多くの作品を遺しています。
元々美術の教師をしておりましたため、絵画はもとより出版物も多く残しています、しかし人生を賭して傾倒したものが「松代焼の復元」ということになるのでしょうか。ここでは創業者又三の世界観をご覧頂きたく現在も残る作品の一部と書籍の一部をご紹介いたします。
故 唐木田又三略歴
昭和26年 | 東京芸大中退 |
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昭和38年 | ”絶えていた”松代焼の復元に成功。 |
昭和47年 | 現在地に窯を作り、松代焼の制作を始めた。 同時に青磁にも取り組む。 |
昭和55年~平成7年 | 日本工芸会正会員 |
平成6年~ | さび焼を始める。 |
平成24年 | 永眠 |
唐木田又三作品
さび焼きについて
土は松代焼で使うのと同じ信州の土ですが、うわぐすりと焼き方を変えることによって渋く寂びた感じのやきものが生まれました。
落ち着いた味わい深い中にも、「華やかさのある焼き物」をという願いの中から生まれました。より多くの人に楽しんで頂けましたら幸いです。
唐木田 又三
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信州の土と焼き物
文:唐木田又三
出典:1976年「信濃路」No24掲載文より引用 -
モーツァルトの流れる部屋で
対談:唐木田 又三・安藤 裕
出典:2000年刊行 信濃毎日新聞社「酒の器・・・私の逸品」より引用
著書
その他絵画など多数の作品が遺っております、唐木田窯にお越しの際お時間が許しましたらご覧ください。